「腸活」実践3割止まり ビオフェルミン製薬調査

2020/10/19 11:50

神戸新聞NEXT

 腸内環境を整えて健康につなげる「腸活」を推進しようと、ビオフェルミン製薬(神戸市中央区)が、ツイッターなどを通じて啓発や情報発信をする「人生100年腸活プロジェクト」を発足した。これに合わせて8月、腸に関するアンケートを実施。同社は「おなかの健康管理に対し、生活者の意識と行動にかい離が生じている」と分析する。 関連ニュース 直腸がんテーマに、神戸でセミナー 10月12日 病院ランキング<大腸肛門病>2位明和 肛門温存手術に術前化学放射線療法で再発抑止 専門病院の木村は年間手術700件 血便と腹痛に苦しみ、トイレに1日20回…一般就労が困難でも見つけた希望 「潰瘍性大腸炎」の鉄也さんはウェブメディアの運営者に

 調査はインターネットで8月、18~79歳の男女約1200人を対象に実施。腸内環境と健康維持の関係の有無について、9割弱が「ある」と答えた。だが、便秘や下痢などで継続的に腹が不調の人でも、約半数が対策をしていないという。
 腸活を実践している人は約3割にとどまった。このうち、複数回答で目的を尋ねると、「免疫力の向上」が最多の約6割で、「将来の健康維持」も半数を超えた。新型コロナウイルス感染対策における腸活について、半数近くが「有効だと思う」と答えた。
 同プロジェクトのツイッターでは9月から順次、腸の知識やおすすめの食材、製品などを紹介している。同社は「腸活メソッド(方法)を広め、おなかの健康を考えるきっかけを提供していく」とPRしている。
(井川朋宏)

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