1時間にわたり冊子の作り方指導 女性教諭にパワハラの校長を処分

2020/10/20 18:00

兵庫県庁3号館=神戸市中央区下山手通5

 兵庫県教育委員会は20日、部下の40代の女性主幹教諭にパワーハラスメントをしたとして、阪神地区にある県立高校の男性校長(59)を減給10分の1(3カ月)の懲戒処分にしたと発表した。 関連ニュース 教育実習の女子学生に「ぎゅっとしていいですか」 セクハラで男性教諭2人を懲戒処分 「下半身が病気やねん」路上で女児に自分の局部示す 小学校男性教諭を容疑で逮捕 後輩に酒に1万円札入れ飲ませる 先輩警官3人を書類送検

 県教委によると、校長は今年6月、生徒に配る冊子の作り方について、主幹教諭に約1時間にわたって指導するなどした。主幹教諭はその後、精神疾患と認定され、約3カ月間の病気休暇を取ったという。
 また県教委は同日、帰宅時間を巡って口論となった妻(27)を殴ったとして、尼崎市立中学校の男性教諭(28)を減給10分の1(1カ月)の懲戒処分にしたと発表した。
 男性教諭は今年6月、妻への傷害容疑で県警に逮捕された。尼崎簡易裁判所から傷害罪で罰金30万円の略式命令を受け、既に納付したという。(斉藤絵美)

神戸新聞NEXTへ
神戸新聞NEXTへ