子ども200人が仮装し「トリック・オア・トリート!」 新型コロナ対策に気を配り
2020/10/31 12:15
仮装姿でお菓子を受け取る子どもたち=31日午前、神戸市東灘区青木2
ハロウィーンの31日、仮装した子どもたち約200人が地域を巡るイベントが神戸市東灘区青木の一帯であった。お気に入りの衣装に身を包み、訪問先で「トリック・オア・トリート!(お菓子をくれないと、いたずらするよ)」と元気な声を響かせた。
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地元住民が運営する児童向け図書館「青い樹」(同区青木6)の主催。青い樹は子どもが安心できる居場所をつくる目的で昨年春に開設され、活動を広めようと「青木ハロウィン」と銘打ったイベントを初めて企画した。
午前10時ごろ、子どもたちが市営青木南住宅集会所前に続々と集合。受付でカボチャをかたどったかごを受け取ると、5カ所の公園へ。お菓子を配る住民側はマスクと手袋を着用して応対し、新型コロナウイルスの感染対策に気を配った。
魔女をイメージした黒いマントを羽織ったり、ドラキュラのペイントを顔に施したりと思い思いの仮装で参加。映画が大ヒットし、社会現象となっている漫画「鬼滅の刃」のヒロイン竈門禰豆子や米コミックの人気ヒーロー、スパイダーマンなどの凝った衣装も多く、町はにぎやかな雰囲気に包まれた。
同級生と訪れた本庄小学校4年の児童(9)は「いろんな仮装の人たちがいてとっても楽しい」と笑顔だった。(金 旻革)