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「具体」の初期メンバー、田中敦子による抽象画「作品」(1958年、兵庫県立美術館蔵=山村コレクション)(C)Kanayama Akira and Tanaka Atsuko Association
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「具体」の初期メンバー、田中敦子による抽象画「作品」(1958年、兵庫県立美術館蔵=山村コレクション)(C)Kanayama Akira and Tanaka Atsuko Association

 前身の兵庫県立近代美術館開館から50年を記念した企画展「今こそGUTAI」が12月5日、県立美術館(神戸市中央区)で開幕する。芦屋発祥で、近年、戦後日本美術の重要な動向として国際的にも再評価されている前衛グループ「具体美術協会」(具体)をテーマに、館蔵品を紹介する。

 「具体」は、吉原治良を中心に1954年に結成。「人の真似をするな」との吉原の掛け声のもと、阪神間の若手芸術家らが、大胆な抽象画や肉体を用いたパフォーマンスなど自由な創造性を発揮し、注目を浴びた。

 本展では、天井からつるしたロープにぶらさがり、画布に足で描いた白髪一雄や元永定正らスター作家のほか、田中敦子、山崎つる子、白髪富士子ら、女性作家たちのめざましい活躍もクローズアップ。60年代に会員となった松谷武判、堀尾貞治、今井祝雄ら、新世代の斬新な表現へも目を向ける。

 現代美術のコレクターで、具体アートも多数収集した西宮の実業家山村徳太郎の没後、同館に収蔵された「山村コレクション」の重要性の再確認の場ともなる。コロナ禍で海外の美術館などと連携した特別展が相次ぎ延期になり、急遽、企画された展覧会とはいえ、館や学芸員たちの底力を示すものとなりそうだ。

 来年2月7日まで。原則月曜休館。1300円ほか。兵庫県立美術館TEL078・262・0901

(堀井正純)

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