本に囲まれる非日常 ホテル「蔵書の館」オープン

2020/11/01 18:37

ベッドの回りを高さ約4メートルの本棚が囲む「米蔵」=1日午後、兵庫県福崎町西田原(撮影・井上太郎)

 兵庫県福崎町の県指定文化財「大庄屋三木家住宅」で、築約300年の離れや蔵を改修した複合ホテル「NIPPONIA(ニッポニア)播磨福崎 蔵書の館」が1日、オープンした。 関連ニュース 【写真】本棚に囲まれ、良書がそろう客室 【写真】「NIPPONIA播磨福崎 蔵書の館」の別の客室 【写真】柳田国男が幼少期に蔵書を読みふけった場所の下階にあたる離れの客室

 日本民俗学の父・柳田国男がここで少年期に本を読みふけった逸話にちなみ、「読書体験」をテーマに客室を整備。ベッドの周りを高さ約4メートルの本棚が囲む「米蔵」に泊まるという、神奈川県から訪れた会社員男性(45)は「非日常でぜいたくな気分。きょうは妖怪の本を読んでみようかな」と話した。

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