中止「神戸ルミナリエ」代替行事は12月4日から

2020/11/04 18:45

中止となった「神戸ルミナリエ」の代替イベントで、東遊園地に展示される光の聖堂「カッサ・アルモニカ」=2010年8月、神戸市中央区

 新型コロナウイルスの影響で今年の光の祭典「神戸ルミナリエ」が中止されることを受け、神戸市や兵庫県などでつくる組織委員会は4日、規模を大幅に縮小した代替イベントを12月4~13日に実施すると発表した。 関連ニュース ルミナリエで喫煙注意された2少年、後日相手を呼び出し暴行 全治1年半の大けが負わす ルミナリエ、過去2番目の電球数なのに… 規模縮小に映るのはナゼ イベントの人出どう算出? 目視、密度、センサー…

 光の装飾は東遊園地(同市中央区)のみで展示するほか、街中のビジョンで過去の祭典の様子を放映。全体の事業費は、昨年の10分の1以下となる4500万円以内に収める。
 ルミナリエは阪神・淡路大震災の犠牲者の鎮魂や復興、記憶の継承を願って、震災が発生した1995年から毎年12月に開催。節目の25回目だった昨年は約346万人が来場した。
 組織委では今回、例年のような来場を呼び掛ける広報はせず、企業などからの協賛金も募らない。密集対策のため、募金箱も設置せず、交通規制も実施しないという。(初鹿野俊)
【特集】目で見る兵庫県内の感染状況

神戸新聞NEXTへ
神戸新聞NEXTへ