兵庫県は4日、新たに129人が新型コロナウイルスに感染したと発表した。1日当たりの新規感染者数が100人を超えるのは4日連続で、累計患者数は6169人。新たに1人の死亡も公表され、県内の死者は計91人となった。
死亡したのは、神戸市内の医療機関に入院していた市外在住の70代男性。新規感染者は発表自治体別では、神戸市=50人▽姫路市=16人▽尼崎市=10人▽西宮市=15人▽明石市=6人▽県所管分=32人。
西宮市などは、同市の「協和マリナホスピタル」で、クラスター(感染者集団)の発生を確認。60~90代の患者5人の感染が判明した。これまでに医療従事者の70代男性の感染が分かっていた。
既にクラスターが発生していた医療機関などでも感染者が相次いだ。川西市のベリタス病院では、入院患者1人と職員1人が感染し、同病院関連の感染者は計28人に上った。伊丹市の近畿中央病院では職員1人が感染し、同病院の感染者は計17人となった。
尼崎市では、クラスターがあった市内の高校で新たに女子生徒1人が陽性となり、生徒の感染者は計8人になった。
また神戸市は、4日までの感染者の中に、クラスターがあった市内の高齢者介護施設と神戸協同病院(同市長田区)、向陽病院(同市北区)の関係者が含まれることを確認した。新たに3施設の関連とされたのは入所者や職員、看護師、入院患者らの計32人に上った。(まとめ・森 信弘)
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