光が演出“冬景色”浮かび輝くノリ棚 神戸・須磨

2020/12/03 12:20

朝日に照らし出されるノリ棚=神戸市須磨区の鉢伏山から

 神戸市須磨区から垂水区にかけての沖合に、ノリを養殖する「ノリ棚」が広がっている。師走の朝の光を受け、幻想的な海の景色が浮かび上がる。 関連ニュース 明石海峡の蜃気楼を見事撮影 専門家も驚く一瞬の光景 東条湖に現れた「銀の竜」 冬告げるドラマチックな光景 冬の海に「パックマン」 だるま夕日、船と“競走”

 ノリ棚の大きさは横50メートル、縦450メートル。両区にまたがる沖の東西約7キロにわたり、およそ30セットが並ぶ。
 すまうら水産有限責任事業組合(同市須磨区須磨浦通6)によると、10月から苗を育て始め、11月25日からノリ網を張り込む「本張り」をしているという。今月10日に収穫を始める。
 同組合副代表の若林良さん(42)は「週1、2回の栄養塩調査で、神戸の海の栄養状態は良好。ただ、新型コロナの影響で飲食業界の需要が減り、入札価格が下がるのが心配」と案じていた。(吉田敦史)

神戸新聞NEXTへ
神戸新聞NEXTへ