クラスター発生の神戸・向陽病院で新たに感染者11人

2020/12/03 20:26

国立感染症研究所で分離された新型コロナウイルスの電子顕微鏡写真像(同研究所提供)

 神戸市は3日、1~3日に発表した新型コロナウイルスの感染者に、クラスター(感染者集団)が発生した向陽病院(同市北区)の入院患者11人が含まれていたと明らかにした。40~70代の男性で、全員軽症という。同病院関連の感染者は計17人となった。 関連ニュース 加西市、再生エネルギー浸透へ新会社 太陽光発電所を整備、公共施設手始めに供給目指す 神戸スティーラーズ、応援しよう 県民対象に300円で観戦券販売 1月19日ノエスタ 楽天・小深田「また受賞を」 ソフトバンク育成・津嘉山「プロで頑張る」 神戸国際大付高OB会が激励

 市によると、同病院では11月18~27日に入院患者と職員計6人の感染が確認されたのを受け、同じ病棟の患者54人と職員44人に検査を行ったが陽性者はいなかった。しかし、その後、このうち14人が発熱などの症状を訴えたため再検査したところ、11人が陽性と判定されたという。同病院は通常の診療体制を継続している。
 また、既に発表した感染者に、神戸市内にある県立高校3校の教員2人と生徒3人の計5人が含まれていたと公表した。市は感染者と昼食を共にしたり、マスクなしで会話したりした同僚教員やクラスメートら計39人にPCR検査を実施したが、全員陰性だったという。さらに、発表済みの感染者に市立中学校の女子生徒1人と、市立小学校の男児1人が含まれていたことも明らかにした。校名はいずれも非公表。
【特集】目で見る兵庫県内の感染状況

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