神戸のクラスター発生2病院、介護施設 新たに32人の感染確認 新型コロナ

2020/12/04 20:24

神戸市役所=神戸市中央区

 神戸市は4日、これまでに新型コロナウイルスの新規感染者として速報した中に、クラスター(感染者集団)の発生を認定した市内の高齢者介護施設と神戸協同病院(同市長田区)、向陽病院(同市北区)の関係者が含まれることを確認したと発表した。 関連ニュース 児童生徒3303人がコロナ感染 休校判断は保健所の指導後 「こんなはずじゃなかったのに」コロナで風俗店勤務の女性は… クラスター発生の神戸の病院で新たに感染者11人

 入所者6人の陽性が判明していた高齢者介護施設では、さらに入所者11人と職員4人の感染が分かり、陽性患者は21人となった。
 神戸協同病院では、同じ病棟に入る高齢の入院患者12人と看護師1人が新たに感染。うち患者の80代女性1人が重症という。先に陽性となっていた入院患者3人と職員6人を合わせて、同病院の感染者は計22人に。同病院は入退院や外来診療、救急の受け入れ、リハビリを休止している。
 また、入院患者15人と職員2人が感染した向陽病院で、さらに入院患者4人が陽性となった。診療は通常通り継続している。
 教員と生徒各1人の感染が分かっていた市内の県立高校(校名非公表)では、新たに男子生徒1人の陽性が判明。感染した教員が授業を受け持つ生徒で、軽症という。この生徒とともに昼食を食べ濃厚接触者とされた2人を含む同じクラスの生徒計38人のPCR検査を実施する。
 市立特別支援学校では60代の男性教員が感染。濃厚接触者は同僚2人で、軽度の接触があった他の同僚8人と児童生徒8人も検査を受けたが、いずれも陰性だった。
【特集】目で見る兵庫県内の感染状況

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