尼崎の男性、新型コロナで死亡 当初は軽症も悪化

2020/12/13 18:20

尼崎市役所=尼崎市東七松町1

 兵庫県尼崎市保健所は13日、新型コロナウイルスに感染し、県内の感染症指定医療機関に入院していた同市在住の60代男性が死亡したと発表した。同市での新型コロナによる死者は5人目となった。 関連ニュース 兵庫で新たに114人感染 死者は14日ぶりゼロ 新型コロナ 13日 芦屋の市立保育所 保育士がコロナ感染で臨時休所 西宮で過去最多、25人の感染確認 10~90代の男女 新型コロナ

 市によると、男性は大阪府が発表した陽性者の濃厚接触者として検査を受け、11月13日に陽性が判明した。当初は軽症とみられていたが、数日後に症状が悪化し、12日に亡くなったという。
 また市は、同市南武庫之荘の尼崎医療生協病院で、患者と看護師計11人の陽性が判明し、クラスター(感染者集団)が発生したと公表した。
 11日、同病院に入院中の90代以上の男性が発熱し、12日午前、PCR検査で陽性が判明。同室の入院患者や担当の看護師に検査を実施したところ、患者6人と看護師5人の陽性が分かった。いずれも軽症または無症状という。
 同病院は19日まで、外来診療や新規入院の受け入れを停止し、全ての入院患者と職員にPCR検査を実施するという。
 市が13日に確認した感染者は、20~90代以上の男女19人。クラスター関係者以外の8人も軽症または無症状という。
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