留置場収容の少年が新型コロナに感染 治療のため釈放

2020/12/14 20:46

兵庫県警葺合署=神戸市中央区吾妻通5

 兵庫県警葺合署の留置場に収容されていた神戸市の少年が新型コロナウイルスに感染していたことが14日分かった。兵庫県警で留置人の感染が判明するのは初めて。治療のため釈放した。署員4人が濃厚接触者と判断され、県警は自宅待機とした。 関連ニュース 「彼氏の家にずっと居た」外出自粛で10代の妊娠相談が急増 新型コロナ 感染者個人情報に「愛人?」も 県のサイトに一時誤掲載 コロナ「釣り銭手渡しするな」店長を殴る

 県警によると今月10日、同署に留置されていた少年について、保健所から「(別の感染者の)濃厚接触者の可能性がある」と連絡があった。11日にPCR検査を行い、12日に陽性が判明した。陽性が判明した数時間後に釈放したという。
 県警は留置する際に検温するなどの対策を講じているが、少年は無症状だった。今のところ他の留置人や署員に体調不良はないという。
【特集】目で見る兵庫県内の感染状況

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