東加古川病院でクラスター発生 入院患者ら14人感染

2020/12/22 19:40

国立感染症研究所で分離された新型コロナウイルスの電子顕微鏡写真像(同研究所提供)

 兵庫県加古川市平岡町新在家の東加古川病院で新型コロナウイルスのクラスター(感染者集団)が発生し、県が22日発表した感染者に入院患者13人と50代男性職員1人が含まれた。 関連ニュース 東播地域で5人感染 クラスターのカラオケ店での感染計11人に 新型コロナに保育士感染、休園へ 加古川で5施設目 カラオケ喫茶店でクラスター 姫路で新たに14人感染

 同病院で感染した入院患者は30~80代の男性で、うち2人は酸素吸入器が必要な中等症。患者と職員の計14人は21日に抗原検査を受け、陽性と判明した。同病院は新たな入院患者の受け入れを停止し、外出や外泊を禁止。外来診療は休診を含め検討する。
 加古川健康福祉事務所管内(加古川、高砂市、稲美、播磨町)全体では過去最多の29人。同病院以外の男女15人は20~80代で、中等症が3人、1人が無症状、その他は軽症という。既に判明している感染者の濃厚接触者は5人だった。県発表による東播2市2町在住者は計373人となった。(千葉翔大)
【特集】目で見る兵庫県内の感染状況

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