社民兵庫県連が存続へ 離党容認、一部は立民へ
2020/12/25 05:30
神戸新聞NEXT
社民党が立憲民主党に合流するため、議員や地方組織の離党を容認したことを受けて、社民党兵庫県連は、合流希望者の離党を認める一方、県連を存続させる方針を固めた。27日に開く臨時大会に議案を提出し、可決される見通し。
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社民は11月中旬の臨時党大会で、議員や地方組織が個別に党を離れることを容認する議案を可決した。
これを受けて県連は、常任幹事会などで対応を協議。臨時大会で合流容認、反対両派の非難合戦があったことを踏まえ、しこりを残さない形の結論を求める声が多数を占めたという。
県連によると、県内には七つの支部があり、県議、市議ら地方議員計6人が所属。県連の臨時大会では議案を採決するほか、地方議員らが残留、離党の意向をそれぞれ表明する。数人は残る見通しのため、県連を存続させる方針を固めた。12月末までは現在の組織を維持し、来年1月1日以降に離党を認めるという。
県連代表の梶川美佐男・宝塚市議は「社民の看板を守りたい思いはあるが、党員の減少など課題も多い。来春にも改めて県連の在り方を議論することになるだろう」と話した。(藤井伸哉)