ネットカフェで隣室を盗撮疑い 巡査部長を懲戒処分

2020/12/25 19:21

兵庫県警察本部=神戸市中央区

 インターネットカフェの個室を盗撮したとして、兵庫県警が、県警本部刑事部に所属していた30代の男性巡査部長を減給10分の1(3カ月)の懲戒処分にしていたことが25日、神戸新聞社の情報公開請求で分かった。11月20日付。現在は別の部署に異動している。 関連ニュース デリヘルの女性、自宅窓に立てかけたスマホで盗撮 「盛り上がってしまって…」当直中署内で性行為 女性巡査が不倫相手と 「あなた似の動画がネットに…」知人から知らされ被害発覚 性行為盗撮し公開の男逮捕

 県警監察官室によると、巡査部長は9月に明石市のネットカフェで、男女の声がした隣の個室に仕切りの上からスマートフォンを差し入れ約2秒間、動画を撮影したとみられる。気付いた男女が巡査部長に声を掛けた時には動画は消されていたが、防犯カメラ映像で確認できた。県警の調査に「隣の行為を見たかった」と認めた。被害届は出されず、立件はしていない。
 また制服に付ける「識別章」を紛失し、10月に同僚の識別章を盗んだとして、東播磨地域の警察署に勤務していた20代の男性巡査を減給10分の1(1カ月)の懲戒処分とした。既に辞職した。
 このほか交通違反に関する調書を無くし、2016年3月に無断で作り直したなどとして虚偽有印公文書作成などの容疑で、東播磨地域の警察署に当時勤務していた男性警部補2人=いずれも現在は退職=と30代の男性巡査長2人を書類送検した。巡査長2人はそれぞれ本部長注意、所属長注意にもした。

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