患者ら新たに14人感染 クラスター発生の東加古川病院

2020/12/26 17:40

クラスターが発生した東加古川病院=加古川市平岡町新在家

 兵庫県は26日、新型コロナウイルス感染症のクラスター(感染者集団)が発生している東加古川病院(加古川市平岡町新在家)で、新たに入院患者や医療スタッフら14人の感染が分かったと発表した。感染者は、既に確認されていた2病棟以外の病棟にも広がっており、計109人になった。 関連ニュース 新型コロナ 神戸市で新たに43人感染、7人死亡 26日 尼崎市で過去最多 31人のコロナ感染発表 26日 西宮で12人が新型コロナ感染 1人が中等症 26日

 県によると、入院患者は20~70代の男女11人で、重症ではない。20代と50代の医療スタッフの女性と、同病院で医療ケアに携わった20代女性の陽性も判明し、いずれも軽症か無症状。同病院には8病棟あり、ほかの全患者や職員約500人の検査を進める。
 県が同日発表した加古川健康福祉事務所管内(加古川、高砂市、稲美、播磨町)の感染者は、この14人を含め計33人だった。
 クラスターが発生していた管内の診療所で、患者の70代男性と80代女性の感染が新たに判明した。ともに軽症。ほかの17人は10~70代で、いずれも軽症か無症状。県発表による東播2市2町在住者は計542人になった。(斉藤正志)
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