加古川記念病院でクラスター発生 入院患者など15人が感染 新型コロナ
2020/12/29 17:15
国立感染症研究所で分離された新型コロナウイルスの電子顕微鏡写真像(同研究所提供)
兵庫県は29日、フェニックス加古川記念病院(同県加古川市米田町平津)で新型コロナウイルスのクラスター(感染者集団)が発生し、80、90代以上の入院患者6人の感染が新たに分かったと発表した。感染者はこれまでに公表した70、80代の入院患者6人、20、50代の職員3人を含めて計15人。いずれも軽症か無症状。
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県によると、23日に男性患者2人の感染が明らかになり、同じ病棟の入院患者と職員を検査。26日にさらに患者4人と職員3人の陽性が判明した。感染した職員らが担当する別病棟の入院患者約30人も検査する。
また、加古川健康福祉事務所管内(加古川、高砂市、稲美、播磨町)で既に公表されているクラスターのうち、腎臓内科クリニックは新たに60代女性が判明し、計16人に。カラオケを伴う飲食店では70代の男女4人が加わって計13人になった。いずれも軽症。これらのクラスターを含め、29日の県発表による同管内在住者は計24人で、累計で計611人になった。(斉藤正志)
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