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 新型コロナウイルスの感染拡大により、兵庫県内の病床使用率は75.4%、うち重症対応は63.8%に上る。「患者の増加が続けば、医療は非常に厳しい状況に置かれることも十分あり得る」。12日、取材に応じた「新型コロナウイルス感染症対策協議会」座長の荒川創一・神戸大大学院客員教授は、医療崩壊への懸念を示した。

 県内の患者数は、11月以降の第3波はすでに計9151人に上る。入院患者は今月7日以降580人前後で推移する。

 医療逼迫(ひっぱく)の状況を受け、荒川座長は「全ての人がやれることをやろうというのが対策の基本。医療人、医療機関は一致団結する必要が、今までにも増して出てきている」とし、民間病院を含めた病床数拡大に言及した。

 病床使用率が高い要因ともされる「自宅療養者ゼロ」については、「兵庫県の方針は揺らいでいない」と強調した。一方、入院調整中の患者は12日午前0時時点で392人と急増。「県内でこれまでに自宅で不本意な形で亡くなった人はいない」とするが、「今後このままでいいか、というところに多少不安がある。自宅で重症者が出ないようにしたい」と明かした。

(井川朋宏)

【特集】目で見る兵庫県内の感染状況

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