フランスを拠点に活躍する俳優で、演出家の笈田ヨシ(神戸市出身)が構成・演出し、ソプラノ歌手の奈良ゆみが歌う音楽詩劇「葵の上~業のゆくえ~」が23日午後3時、6時半、大阪市北区のザ・フェニックスホールで上演される。
作曲家・松平頼則のモノオペラ「源氏物語」収録曲を中心に、他の松平の曲も使って笈田が再構成。葵上を殺した生き霊、六条御息所という女性の情念、狂気、業を表現する。2016年にパリで、20年に東京でそれぞれ上演された。
出演は奈良のほか、演奏をバイオリニストで尺八奏者でもある亀井庸州、語りを詩人の山村雅治が担う。
前売り一般5千円、当日5500円▽学生3千円。同ホールチケットセンターTEL06・6363・7999(午前10時~午後5時)(片岡達美)
