阪神・淡路大震災の発生から26年を迎えた17日、オンライン上でも、ビデオ会議アプリ「Zoom(ズーム)」を使った追悼行事が行われた。兵庫県内をはじめ、福島や長野、アメリカなど各地から約200人が参加し、画面越しに祈りをささげた。
「阪神淡路大震災1・17のつどい実行委員会」が企画。2019年から東京会場を設けていたが、今年は新型コロナウイルス対策として、初めてオンライン上で実施した。
中継で神戸・三宮の東遊園地とつなぎ、発生時刻の午前5時46分に合わせて黙とう。ボランティア団体「がんばろう!!神戸」を設立した堀内正美さん(70)が、現地の様子を伝えた。
参加者らはチャット機能を使って自由にコメント。当時、成人式を迎えたばかりだったという男性は「震災を知らない世代が増えてきたが、これからも語り継ぐことが大切だと思う」、海外に住む女性は「震災の日を思い返すことは少なかったが、いい機会になった」とした。(谷川直生)
