新型コロナ 兵庫で過去最多、新たに284人感染

2021/01/07 21:04

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 兵庫県は7日、10歳未満~90歳以上の男女284人が新型コロナウイルスに感染し、2人の死亡が判明したと発表した。248人の感染が分かった6日に続き、1日当たりの過去最多を更新。3日連続で200人を超えた。神戸市で感染者2人が取り下げられ、累計では患者1万1200人、死者254人になった。 関連ニュース 仮眠挟み24時間以上働く医師たち、心身すり減らす攻防 コロナ重症病棟の今 【動画】「無情な死」…10人が同時に人工呼吸管理 コロナ重症病棟の今 入院中にコロナ感染も、基幹病院に移れず死亡 12月、兵庫で少なくとも6人

 発表自治体別で、西宮市の42人、明石市の16人は過去最多だった。県は70代女性、西宮市は90代男性の死亡を明らかにした。
 尼崎医療生協病院(尼崎市)、田中病院(同)、東加古川病院(加古川市)では新たに各2人の感染が確認されるなど、既に発生していた医療機関のクラスター(感染者集団)が拡大した。
 兵庫県警は、兵庫署員ら計4人の感染を明らかにした。同署は昨年12月29日以降の累計感染者が8人となり、県警全体では計47人となった。
 ほかに、芦屋市は、同市消防署の20代男性職員の感染を発表した。伊丹市の市立伊丹病院では、内科病棟に勤める職員2人が感染。内科病棟の新たな入退院を当面停止し、救急の受け入れを一部制限する。
 県の担当者は、拡大の要因について「推測だが、クリスマスや年末の会食が影響しているのでは」と分析。宿泊療養施設に入る際の要件緩和などを検討するという。(まとめ・井川朋宏)
【特集】目で見る兵庫県内の感染状況

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