平本歩さん死去 人工呼吸器で通学の草分け 35歳
2021/01/18 07:00
人工呼吸器をつけて在宅生活を送り、社会のバリアフリー化に尽力してきた平本歩(ひらもと・あゆみ)さんが亡くなっていたことが17日、分かった。敗血症のため16日午前7時37分、大阪市内の病院で死去。35歳。尼崎市出身。通夜は18日午後6時から、告別式は19日午後0時半から、ともに尼崎市若王寺3の尼崎典礼会館で執り行われる。喪主は母美代子(みよこ)さん。
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平本さんは筋力が低下する難病ミトコンドリア筋症で、生後間もなく人工呼吸器を装着した。4歳の時に自宅で生活を始め、ベッド式の車いすで地元の小、中、高校に通った。25歳の時からは尼崎市内で1人暮らしを始めた。近年は著作や講演などで自身の半生を紹介するなどしていた。美代子さんによると、昨年12月25日に心臓の調子が悪くなり、入院していた。