淡路の水産物卸売会社が助成金不正受給 兵庫労働局

2021/01/22 18:35

兵庫労働局が入るビル=神戸市中央区東川崎町1

 兵庫労働局は22日、兵庫県淡路市の水産物卸売業者と関連会社の飲食・食品小売業業者、大阪市内の社会保険労務士事務所の男性社労士が、非正規労働者を正規雇用した場合に支給される「キャリアアップ助成金」を不正受給しようとしたことを確認した、と発表した。 関連ニュース 南あわじ市長選 24日告示 現職が立候補表明 校庭芝生化で安全に 淡路・沼島小で植え付け式 愛犬とお泊まり楽しんで♪夕日やBBQも 淡路島のカフェ

 2社に同助成金の支給対象者がいないにもかかわらず、男性社労士が関係書類を偽造し、2社共通の幹部社員1人(退職)も出勤簿などの書類をそろえたという。2018年度に水産物卸売会社が256万5千円、同社の関連会社が570万円を申請していた。ほかに、男性社労士は兵庫県内の1社(社名非公表)の書類も事業主に無断で偽造し、72万円を不正受給しようとしていたという。
 男性社労士が同様の不正をしようとしたとして昨年3月に奈良労働局が公表し、兵庫労働局も調査していた。(上杉順子)

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