任期満了に伴う兵庫県朝来市長選に、同市議の日下茂氏(70)が無所属で立候補する意向を固めたことが1日、分かった。近く正式に表明する。
日下氏は養父市出身。大阪学院大を卒業後、自動車関連会社の役員などを経て、2000年の和田山町議選で初当選した。05年に合併で朝来市となり、そのまま在任した特例の1期を含めて市議4期目。
神戸新聞社の取材に対し、日下氏は「大企業の誘致や、出生祝い金などの手厚い子育て支援を進め、交流人口と消費人口を増加させる」と語った。地域医療の充実やキャリア教育推進にも意欲を見せた。
市長選は4月18日告示、同25日投開票。これまで同市議の太田茂氏(66)と能見勇八郎氏(77)が立候補を表明し、3期目の多次勝昭市長は引退の意向を明らかにしている。(竜門和諒)
