囲碁の世界観を基にした舞台「点転」が27日~3月1日、大阪・十三のスペースコラリオンで上演される。神戸市出身の劇作家久野那美が主宰する「点々の階」の作品。虚実がないまぜになった物語を通じ「勝つ」「負ける」とはどういうことか、を問いかける。
一つの盤の上で2人が点を打ち込み合う架空の競技「点転」。その名人と呼ばれる人物が亡くなり、知り合いの小説家が葬儀に訪れると、参列者が次々と彼に本を返す。名人からそうするよう言われていたという。理由が分からず混乱する中、自分の小説と「点転」の意外な関係を知らされ…。