新型コロナウイルスの影響が続く中、国公立大2次試験の前期日程が25日、全国各地で始まった。169大学582学部に23万5403人が志願。大学入試センター試験の後継となる初の大学入学共通テストを受けた受験生が挑んだ。
前期日程は、国立大(82大学391学部)に17万7178人、公立大(87大学191学部)に5万8225人が志願し、募集人員に対する倍率はそれぞれ2・8倍と3・6倍。24大学37学部が共通テストの成績で門前払いする「二段階選抜」を実施し、2139人が不合格となった。
文部科学省によると、個別学力試験をせず、共通テストを使うなどして合否を決める大学もあり、この日試験を実施したのは161大学546学部。1時間目の受験者は19万8972人で、1万5187人が欠席し、欠席率は昨年より0・3ポイント高い7・1%だった。国立は0・4ポイント高い6・6%、公立が0・2ポイント高い8・9%で、国立は兵庫教育大24・4%が高かった。
兵庫県内では5大学で計8752人が受験。各大学によると、目立ったトラブルはなかった。各大学の受験者数と欠席率は、神戸大=5910人、4・4%▽兵庫県立大=1764人、4・9%▽兵庫教育大=158人、24・4%▽神戸市外国語大=818人、5・0%▽神戸市看護大=102人、3・8%-だった。
