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午後10時を過ぎた姫路・魚町地区のメインストリート「魚町通り」。緊急事態宣言下で人通りはほぼない=姫路市魚町
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午後10時を過ぎた姫路・魚町地区のメインストリート「魚町通り」。緊急事態宣言下で人通りはほぼない=姫路市魚町
24日に撤去された、交通規制を示す看板。タクシーや駐車場から出た車は対象外だった=姫路市白銀町
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24日に撤去された、交通規制を示す看板。タクシーや駐車場から出た車は対象外だった=姫路市白銀町
神戸新聞NEXT
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 播磨最大の歓楽街である兵庫県姫路市の魚町地区で、1984年から続いた深夜の交通規制が24日夜に解除された。かつて界隈(かいわい)には未明まで酔客があふれ、交通事故から守るために導入されたのが「午後10時から翌日午前3時までは車両通行禁止」のルールだった。だが、それ以降はバブル崩壊による長期不況にリーマン・ショック、さらにはコロナ禍と逆境が続き、人通りは大きく減少。「規制が実態に合わなくなった」として、兵庫県警が見直しを決めた。(山本 晃)

 姫路署によると、解除対象となったのは、姫路駅と世界文化遺産・国宝姫路城(同市本町)を結ぶ大手前通り西側の区域で、広さは南北約400メートル、東西約600メートル。地元では「魚町」と総称される。

 具体的なデータはないものの、このエリアでは80年前後、酔った通行人が路上に寝そべるなどし、車にはねられる事故が多発したという。このため、道路交通法に基づく深夜帯の規制が84年にスタート。許可を得た区域内の住民や駐車場から出る車、タクシーを除いて通行が禁止された。

 「狭い道は人や車でいっぱい。路上駐車や客待ちも多く、深夜までクラクションが鳴り響いとったね」。少年時代から魚町地区で暮らす男性(79)は、当時のにぎわいを懐かしむ。

 ただ、バブル崩壊後は経済的な低迷が続いて人通りが減り、往時の勢いを完全には取り戻せないままコロナ禍に見舞われた。姫路駅周辺の大規模な再開発で、人の流れが変わったことも痛手となっている。

 姫路署によると、規制を知らずに車が進入する例も少なくなかったが、この5年間、規制の時間帯に死亡事故は発生していないという。さらに実際には違反していても「駐車場から出た」と言われれば取り締まりは難しく、実態に合わなくなっていたこともあり、同署が解除の方針を決定。県公安委員会も承認した。

 地元への事前説明でも理解を得られたといい、24日に規制標識を撤去した。姫路署はホームページなどで解除について知らせる一方、「事故防止の呼び掛けは今後も当然続ける」としている。

 県警交通規制課によると、魚町以外の繁華街では、神戸・三宮の東門街など計18区間にも、夜間から未明にかけて「歩行者用道路」や「車両通行禁止」の規制があるが、今のところ解除の予定はないという。

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