神戸市の港湾道路「ハーバーハイウェイ」で夜間、多くの車が通行料を支払わずに無人料金所を素通りしていた問題を受け、同市は3月29日から、夜間の通行料を無料にする。期間は、2022年度に予定される自動料金収受システム(ETC)が設置されるまで。関連の条例改正案が26日までに市会で可決された。
ハーバーハイウェイは、中央の摩耶ランプを境に東西区間に分かれ、1区間110円、2区間210円。摩耶ランプにある料金所は午後8時~午前8時は無人となり、鉄製の箱に料金を投入する仕組みだった。多くの車が料金を支払わない状態が続いており、市は利用者の公平性の観点から、料金所が無人となる時間帯の1区間の料金を無料にする。(石沢菜々子)
