緊急事態宣言 3府県知事「延長はやむを得ない」

2021/02/01 18:54

大阪、京都との3府県テレビ会議で発言する兵庫県の井戸敏三知事(左)=1日午後、神戸市中央区、県庁(撮影・藤井伸哉)

 兵庫、大阪、京都3府県の知事は1日、政府の緊急事態宣言についてテレビ会議で意見交換し、「延長はやむを得ない」という認識で一致した。3知事は会議後、対象の都府県一律ではなく地域の実情に応じた宣言解除や、期間延長に伴う財政措置を政府に要請した。 関連ニュース 神戸で36人感染、4人死亡 新型コロナ 1日 姫路で4人感染3人死亡 高齢者施設でクラスター 尼崎市で8人感染、3人死亡 新型コロナ

 兵庫県の井戸敏三知事は会議で、すぐに入院や宿泊療養施設に入れない患者が700人近くに上る現状を挙げ、「病床の逼迫が続いている。継続はやむを得ない」と述べた。また「3府県は交流圏」とし、宣言の解除は足並みをそろえるべきだと強調した。
 一方、県内の一部地域は感染状況が落ち着いているが、井戸知事は同日の定例会見で、宣言に基づく時短営業などの措置について「地域的な区分をして対応すると、外したところに大勢の人が集まる懸念がある」と述べ、県内全域で継続する意向を明らかにした。(紺野大樹)
【特集】目で見る兵庫県内の感染状況

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