刑法犯の認知件数、戦後最少を更新 コロナ禍で空き巣被害など激減 兵庫

2021/02/04 11:02

兵庫県公安委員会が入る兵庫県警察本部=神戸市中央区

 兵庫県内の刑法犯認知件数は前年比6146件(15・2%)減の3万4249件で、戦後最少を更新した。特に窃盗犯の減少が顕著で、侵入盗は30・2%減の1689件、自転車盗などの乗り物盗は24・9%減の6841件となった。一方、兵庫県内では昨年、特殊詐欺の被害が相次ぎ、詐欺全体では24・3%増の2278件となった。 関連ニュース 若手女性巡査が“ソフト職質”で大麻発見 男が逃げなかった理由 詐欺グループの“使い捨て”だった20代女、法廷で打ち明ける「失敗しないかと願っていた」 少年院や刑務所で通算10年「今度こそ」更生誓った甘い物好きの半グレ

 県警刑事企画課は「(1度目の緊急事態宣言時に)多くの人が外出を控え、4、5月の街頭犯罪や空き巣などの被害が大幅に減ったことが全体の件数減少に影響した」としている。(岡西篤志)

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