「コロナ収束に向けて頑張ろう宣言」採択 関西広域連合
2021/02/27 20:17
関西広域連合の会合で発言する、兵庫県の井戸敏三知事=大阪市北区中之島6
 関西広域連合は27日、大阪市内で新型コロナウイルス感染症対策本部会議を開き、兵庫・大阪・京都の3府県の緊急事態宣言解除後も、感染予防対策の継続をアピールする「関西・コロナ収束に向けて頑張ろう宣言」を採択した。入学や転勤など人の移動が多い時期を迎えるのを前に、大人数での会食などは引き続き控えるよう呼び掛ける。
          
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 同会議では歓送迎会やお花見シーズンを控え、緊急事態宣言解除後に再び感染が拡大することへの懸念を表明。ほかにも政府に対する提言もまとめ、ワクチン供給の全体スケジュールの迅速な開示のほか、余ったワクチンを無駄にしないための仕組みづくりなどを求めた。
 また対策本部会議に先立つ全国知事会のオンライン会合で、兵庫県の井戸敏三知事は、3月19日から甲子園球場(西宮市)で開幕する選抜高校野球大会について言及。国は感染防止のため、宣言解除後の約1カ月間はイベントの上限人数を1万人としているが、「(屋内の)ドーム型と(屋外の)オープン型は違う」と述べ、屋外イベントの上限は会場定員の50%にして、観客1万人以上の大会が開催できるよう訴えた。(前川茂之)
【特集】目で見る兵庫県内の感染状況