兵庫県尼崎市は1日から、新型コロナウイルス感染症の症状が回復した患者の転院先となる医療機関に対し、受け入れ患者1人当たり10万円の協力金を給付する。対象期間は31日までだが、支給条件に該当する場合は1月14日の受け入れ分までさかのぼって適用する。
同市では感染「第3波」が本格化して以降、患者数の急増でコロナ専用病床がひっ迫し、入院調整が難航。回復期にある患者の受け入れ先が見つからなかったことが一因という。
一方、県は患者1人当たり10万円を支給する制度を1月に創設している。同市独自の支援策を上乗せすると、受け入れ患者1人当たり計20万円の補助が受けられるようになる。(竹本拓也)
【記事特集リンク】新型コロナウイルス
