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兵庫県警地域企画課が作成した職質の手引
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兵庫県警地域企画課が作成した職質の手引
職質の手引を作成した(右から)筒井雅之巡査部長、竹元俊夫警部補、大西良幸警部補=神戸市中央区下山手通5
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職質の手引を作成した(右から)筒井雅之巡査部長、竹元俊夫警部補、大西良幸警部補=神戸市中央区下山手通5

 若手警察官らに職務質問(職質)の技術を高めてもらおうと、兵庫県警地域企画課の「職質技能指導班」が手引を作った。職質のエキスパートの経験を約80ページに凝縮。絵画の得意な課員がイラストや漫画で読みやすく仕上げた。他県警からも「イラストが多用されていて分かりやすい」「若手向けの教養として参考にさせてほしい」と注目を集めている。(岡西篤志)

 職質は、不審な態度や動きをした人に警察官が声を掛け、所持品検査などをする行為。事件解決の端緒や、将来起こり得る犯罪の抑止につながり、「警察官の最大の武器」とも呼ばれる。指導班の大西良幸警部補(41)と筒井雅之巡査部長(38)も「被害者の無念を晴らすことはもちろんだが、そもそも被害を生まないことが大事。職質は有効な手段」と口をそろえる。

 県警は指導班の増強や専用施設「スキルアップセンター」の開設で職質技術の底上げを図ってきた。今回の手引もその一環で、指導班を中心に昨年4月から半年以上かけて作った。

 中でも目を引くのが、イラストの多さと技術の高さ。同課の竹元俊夫警部補(48)がすべて手描きで仕上げた。警察官が最初に声を掛ける際の表情作りや話し方、相手の誘導方法、所持品検査で気を付ける点など、班員から出たアイデアをイラストにした。

 子どもの頃から絵が得意で、警察官になった後も防犯ポスターなど多数の作品を手掛けてきた竹元警部補。今回、700点ほど描き、約300点が採用された。1点に丸一日費やしたこともあるといい、「若い人にいかに興味を持ってもらい、分かりやすく伝えられるかを工夫した」と話す。

 完成した手引は「TRY POLICE QUESTION(トラクエ)」と命名。警察官が職質を通して成長する過程や、街中をパトロールして犯罪を減らしていく様子を、有名なロールプレーイングゲーム(RPG)になぞらえた。

 竹元警部補は「職質はまずやってみることが大事。若手警察官にとって、手引がその一歩を踏み出す手助けになれば」と話している。

 手引は今後、すべての地域警察官約4千人に配布される。

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