ミャンマー クーデターから1カ月 神戸・三宮で抗議活動

2021/03/01 20:58

ミャンマー軍によるクーデターに抗議する兵庫県内在住のミャンマー人ら=1日午後、神戸市中央区加納町5(撮影・鈴木雅之)

 ミャンマー国軍によるクーデターから1カ月がたった1日、兵庫県内在住のミャンマー人らが、神戸市中央区の三宮センター街東口付近で抗議活動を行った。デモの参加者が治安当局に射殺される母国の現状に怒りを示し、「国際社会の協力が必要」「民主主義の復活を」などと訴えた。 関連ニュース ベネチア映画祭、藤元監督に拍手 斬新な作品の部門で公式上映 白内障で苦しむ人救いたい ミャンマー人男性が来日、無料治療実現へ支援呼びかけ 神戸のNPO協力 【ロヒンギャ危機8年】米政策のあおり、支援危機 難民、不安定さに拍車

 在日ミャンマー人の支援などに取り組む団体「ミャンマー関西」(神戸市長田区)などが主催し、県内のミャンマー人ら約30人が民族衣装姿で参加。治安当局による弾圧を非難し、アウン・サン・スー・チー氏の解放を求めるプラカードを掲げた。
 神戸市中央区に住むミャンマー人の会社員女性(39)は、友人が治安当局に一時拘束されたという。この日は自らマイクを握り、「クーデターはミャンマーだけでなく、国際的な問題。われわれの民主化を応援してほしい」と涙で声を詰まらせながら通行人に呼び掛けていた。
 ミャンマー関西などは7日にも同市中央区のみなとのもり公園で抗議集会を開く予定。(那谷享平)

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