コロナ離職者の緊急雇用、4月に600人 兵庫県が順次公募

2021/03/02 06:10

兵庫県庁=神戸市中央区下山手通5

 兵庫県は1日、新型コロナウイルス感染症の影響で離職した人を2021年度に緊急雇用する事業について、1200人のうち、まず4月に600人分の雇用を始めると発表した。次の就職先が見つかるまでの間、県や委託先での事業、事務に当たってもらう。 関連ニュース 飼い主が強制退去、差し押さえられた猫たちは… 3匹の猫がたどった数奇な運命 【看護師の転職事情ランキング】8割以上が、1回以上は転職 理由は「夜勤を押し付けられて」「育児しながらの夜勤は難しい」 神戸8人死傷火災から半年、集合住宅の解体進む 困窮者の頼みの綱「第2ひろみ荘」の実態浮かび上がる

 内訳は、県の一般行政事務に従事する100人▽県や委託先の個別事業に当たる400人▽提案を受けた民間企業やNPO法人などで働く100人。勤務地は県内で年齢の条件はない。
 一般行政事務に当たる「ひょうご緊急雇用対策事務員」は、21年度の就職内定を取り消されたか、2月以降に会社都合で雇用を打ち切られた人が対象。今月12日まで申し込みを受け付け、同17日に試験を行う。
 民間企業などで100人を受け入れる事業は、コロナに関連した失業者らを10人以上雇う条件で、今月2~16日に公募。審査を行う。個別事業に当たる400人も含め、いずれもハローワークを通じて募集する。
 県は1200人の緊急雇用を行うため、21年度当初予算案に28億円を計上。全額、政府の交付金を充てる。残り600人については雇用情勢を見ながら別途募集する。(大島光貴)

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