飲食店時短、兵庫県37市町で解除 神戸など4市は午後9時閉店のまま

2021/03/08 11:45

神戸新聞NEXT

 新型コロナウイルスの感染拡大に伴う、飲食店に対する兵庫県の営業時間短縮要請が8日、県内の37市町で解除された。神戸、尼崎、西宮、芦屋の4市内では引き続き21日まで、午後9時閉店の時短要請が続く。 関連ニュース 緊急事態解除要請 全面解除は「感染者一桁にならないと」兵庫県知事 姫路市、主催行事を8日から再開 施設開館時間も通常に 怖いのは急変、夫婦最後の会話に涙 看護師長が語るコロナ病棟の現状

 併せて、県は県内全域に要請している不要不急の外出自粛から「特に午後9時以降の徹底」を削除。劇場や運動施設、生活必需品以外を扱う大型量販店などに、同9時までの時短を働き掛ける措置も解除した。
 イベントの制限も県全域で緩和した。人数の上限を5千人から、定員の50%以内であれば1万人まで拡大。クラシックコンサートや演劇など観客が大声を出さない催しは、屋内外を問わず、5千人収容までの会場なら満員も可能となった。
 一方、歓送迎会や花見などに伴う宴会については、感染リスクが高いため控えるよう呼び掛け、会食は同居家族を除き1グループ4人以内とするよう求める。
 飲食店の時短要請を継続する神戸、尼崎、西宮、芦屋市内では、午後8時までとしていた酒類の提供を同8時半まで延長。1日4万円の協力金支給は据え置く。(大島光貴)
【特集】目で見る兵庫県内の感染状況

神戸新聞NEXTへ
神戸新聞NEXTへ