今秋開設の「兵庫津ミュージアム」 名誉館長に田辺眞人氏

2021/03/08 19:54

田辺眞人氏

 兵庫県は8日、神戸市兵庫区中之島2に今秋開設予定の「兵庫津ミュージアム」(仮称)の名誉館長に、園田学園女子大名誉教授の田辺眞人氏(73)を選んだ、と発表した。田辺氏は県内の歴史に造詣が深く、館の顔として対外的なPRを担うほか、運営に対する助言・協力をする。 関連ニュース 日本最古の近代河川トンネル 神戸の湊川隧道で熟成の酒いかが 純米酒「隧 ZUI」9日発売 扇原「突破は許さない」ヴィッセル攻守の要「自分たちのサッカーで勝つ」 5日、ACLE首位攻防戦  県議補選明石市選挙区 立民新人が立候補を表明

 同ミュージアムは二つの施設で構成し、田辺氏は今年秋、復元施設「初代県庁館」(仮称)の開館に合わせて就任予定。さっそく、今月30日には、来年秋以降に開館する展示施設「ひょうごはじまり館」(同)の起工式に出席。正式就任までの間も県史に関する講演を行うなど、ミュージアムの魅力を発信する。
 県によると、江戸期の日本建築を復元した初代県庁館は、目の前の景色に3D映像を重ねて表示するMR(複合現実)技術を使ったゴーグルを導入。初代知事の伊藤博文らが執務した建物「勤番所」に入ると伊藤が映像で現れるなど、兵庫の歴史を面白く学べる仕掛けを検討しているという。(大島光貴)

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