県内時短、月末まで延長へ 神戸など4市、感染者増で
2021/03/18 07:58
兵庫県庁=神戸市中央区下山手通5
兵庫県は、新型コロナウイルスの感染対策で神戸、尼崎、西宮、芦屋市の飲食店に21日まで要請している営業時間短縮を、31日まで延長する方針を固めた。県内の新規感染者数が再び増加傾向にあり、年度替わりの歓送迎会などで感染リスクが高まることを懸念したためとみられ、18日の対策本部会議で正式に決める。(藤井伸哉)
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県は3月1日の緊急事態宣言解除後も県内全域で時短要請を継続。8日以降は4市限定で午後9時閉店と同8時半までの酒類提供を要請し、1店舗当たり1日4万円の協力金を支給するとした。
一方、直近1週間(11~17日)の新規感染者は383人で、前週(4~10日)の203人に比べ2倍近くに増加。井戸敏三知事は15日の会見で「感染者急増の気配がある。感染再拡大を防ぐために大事な時期」と危機感を示しており、時短要請の地域や時間帯を据え置く見通しだ。
対策本部会議では、感染対策の徹底を呼び掛けるとともに、医療体制についても議論する。
【特集】目で見る兵庫県内の感染状況