コロナ重症者病棟を4月15日開設へ 兵庫2例目、加古川に

2021/03/27 07:00

県立加古川医療センター 加古川市神野町神野(JR加古川駅からバス15分)

 兵庫県は、新型コロナウイルス対応で、県立加古川医療センター(加古川市)に整備していた重症者専用病棟(12室)の運用を、4月15日に始めると発表した。県内では、神戸市立医療センター中央市民病院(神戸市中央区)に続き、2例目の専用病棟になる。 関連ニュース 新型コロナ 神戸市で新たに45人の感染 兵庫県に「コロナ第4波」 2カ月ぶり感染160人台 西宮市が新たに24人感染発表 10歳未満~80代の男女

 加古川医療センターの専用病棟は、プレハブ平屋建て約千平方メートルで、12室全てが個室。4室が人工透析に対応し、そのうち2室は人工心肺装置「ECMO(エクモ)」を備える。
 全病室は遠隔カメラシステムでスタッフルームから見守ることができ、患者の急変に備える。スタッフは、加古川医療センターの医師や看護師らを増員して治療に当たる。県内の感染者は3月に入り再び増加傾向。県の担当者は「院内感染を防ぐことが、一般病棟の医療を守ることにもつながる。患者の命を守りたい」と話した。(藤井伸哉)

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