「春の妖精」カタクリが見頃、5千株が群生 六甲高山植物園

2021/03/27 15:00

陽光を浴び、咲き誇るカタクリ=神戸市灘区六甲山町、六甲高山植物園

 神戸市灘区の六甲高山植物園で、カタクリの花が咲き始めている。「春の妖精」とも呼ばれ、約5千株の薄紫色の群生が園内を彩っている。 関連ニュース ケシ栽培していいの? 「あへん法」と六甲山の青いケシ 幻の花、種から育成し開花まで10数年とか… ブラジルの山々彩るブルーアマリリス開花 母親のそばですくすく ヒツジのベビーラッシュ 神戸・六甲山牧場【動画】

 晴天時のみ開花する。6枚の花びらを大きくそり返し、うつむき加減に咲くのが特徴。もともと、根茎が片栗粉の原料として用いられていた。
 同園では、例年より2週間ほど早く咲き始めたといい、広報の糟谷絹衣さん(26)は「新型コロナで暗い気持ちになりがちだが、六甲山の自然の中でリフレッシュしてもらえたら」と話した。見ごろは4月上旬まで。
 午前10時~午後5時まで(受付は午後4時半まで)。木曜休園。中学生以上700円、4歳~小学生まで350円。同園TEL078・891・1247
(坂井萌香)

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