新型コロナの疫学調査チーム、国が設置へ 西村担当相「感染対策を進化させる」

2021/03/27 18:00

神戸市内の視察後、取材に応じる西村康稔経済再生担当相=神戸市中央区港島南町2

 西村康稔経済再生担当相は27日、視察先の神戸市内で取材に応じ、新型コロナウイルスの感染再拡大の兆候を捉えるため、各地で実施しているモニタリング検査などのデータ分析を行う専門チームを国に設置する方針を明らかにした。 関連ニュース 西宮市で新たに16人感染、1人死亡 新型コロナ 新型コロナ 神戸市で新たに51人感染 26日 新型コロナの新規感染 兵庫で2日連続100人台

 専門チームには東京都や大阪府の担当者も入る予定で、既に準備会合を開催。「隠れた感染源を見つけ出すため積極的な疫学調査を行い、対策を進化させる」と話した。
 西村氏はこの日、神戸市内のモニタリング検査会場や、市立医療センター中央市民病院などを視察。久元喜造市長らと変異株などへの対応について意見交換した。市内のコロナ病床使用率は80%以上とひっ迫しているため、西村氏は市民らに感染予防対策の徹底を訴えた。(前川茂之)

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