兵庫県に「コロナ第4波」 2カ月ぶり感染160人台
2021/03/27 21:05
神戸新聞NEXT
兵庫県は27日、新たに164人の新型コロナウイルス感染を確認したと発表した。新規感染者が160人台となるのは1月29日(161人)以来、約2カ月ぶり。1日当たりの感染者数が3桁となるのは4日連続で、県は感染拡大の「第4波が来ている」との見方を示した。
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県のデータによると、2月には感染拡大の「第3波」が下火になり、新規感染者は同月5日から100人未満が続いていた。しかし、今月24日に118人になって以降、再び拡大傾向が続いている。直近1週間の感染者数は1日平均93・0人となり、重症病床使用率は49・1%で前日と変わらない。
会見した県感染症等対策室の山下輝夫室長は「既に第4波は来ているとみて対策を進めている」と強調。濃厚接触者への感染の広がりから、県内でも確認された変異株は、従来株より感染力が強いとみられるといい、特に家庭内での感染に注意を促した。
県は、神戸や尼崎、西宮、芦屋市の飲食店を対象に3月末まで予定していた営業時間の短縮要請について、4月21日まで3週間延長する方向で検討している。(霍見真一郎)
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