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受賞の喜びを語る稲葉香さん=東京都千代田区、アルカディア市ヶ谷私学会館
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受賞の喜びを語る稲葉香さん=東京都千代田区、アルカディア市ヶ谷私学会館

 兵庫県豊岡市日高町出身の世界的冒険家、植村直己さんにちなんだ「植村直己冒険賞」(同市主催)の発表が5日、東京都内であり、リウマチを抱えながら西ネパールの秘境ドルポで122日間越冬した稲葉香さん(47)が選ばれた。

 稲葉さんは大阪府東大阪市出身で、同府千早赤阪村在住。美容師として働きながら年に数カ月、旅に出る暮らしを続けている。

 ドルポは、西ネパールの名峰アンナプルナ(標高8091メートル)の北西に位置し、四方を標高5千メートル以上の峠に囲まれ、冬は雪で完全に閉ざされる。稲葉さんは約4カ月分の食糧や燃料を持って、2019年11月から昨年3月まで滞在。マイナス20度の寒さの中、現地の医師から借りた部屋を拠点に、点在する村々を見て歩き、人々と交流した。

 稲葉さんは18歳でリウマチを発症。手足の痛みから泣いてばかりいたが、夢枕獏さんの小説「神々の山嶺(いただき)」を読み、山に興味を持った。植村さんがエベレストを登頂したのと同じ29歳で、エベレストのトレッキングに挑戦。初日の朝、手足に痛みを感じず歩きだせたことを鮮明に覚えているという。

 山に踏み出す勇気をくれた植村さんは「命の恩人」と語り、豊岡市の植村直己冒険館には20年通い続ける。憧れの人の名を冠した賞に「言葉が出ないくらい驚いた」と喜びを爆発させた。(今福寛子)

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