総合 総合 sougou

  • 印刷
フェースシールドを着用し、期日前投票の事務に当たる職員ら=伊丹市役所
拡大
フェースシールドを着用し、期日前投票の事務に当たる職員ら=伊丹市役所
握手を避け、手首でタッチする候補者と有権者=伊丹市内
拡大
握手を避け、手首でタッチする候補者と有権者=伊丹市内

 新型コロナウイルスの感染が急拡大する中、11日投開票の伊丹、宝塚市長選は、感染防止に向けた厳戒態勢での選挙戦となっている。候補者は屋内に多くの人が集まる演説会を自粛し、有権者との握手も“NG”に。選挙管理委員会も投票用の鉛筆を使い捨てにしたり、開票作業に当たる職員を半分に減らしたりと異例の対応を取る。(山岸洋介、西尾和高、久保田麻依子、坂本 勝)

 「マイクを消毒します。少々お待ちください」。宝塚市内で行われた街頭演説。応援弁士が交代するたび、司会が呼び掛けた。

 伊丹、宝塚市は「まん延防止等重点措置」の対象ではないが、すぐ隣は対象の神戸、西宮、尼崎市。通勤・通学での往来も多く、市民は敏感になっている。

 「感染対策がおざなりだと思われた瞬間、票が逃げる。絶対に本人やスタッフから感染者を出すわけにはいかない」と陣営。候補者は遠慮がちに聴衆に分け入り、握手代わりの「肘タッチ」をして回った。

 「集会の人数は勢いのバロメーター。本当は大きな集会を開き、気勢を上げたかったが…」と話すのは、伊丹市長選の候補者。告示前の決起集会を自粛し、事務所開きも関係者だけで行った。告示後も「宣伝カーで地域を走り回るのが中心」ともどかしげだ。

 一方、制約が多い中で活路も。宝塚の候補者はビデオ会議アプリで、子育て世代など数人のグループと画面越しに語り合う座談会を重ねた。陣営は「従来の戦術は通用しない。コロナ時代の選挙に適応した候補者が勝つ」と意気込む。

□  ■

 選管も知恵を絞る。

 両市とも、投票所に備え付ける鉛筆の使い回しを避けようと、プラスチック軸の使い捨て鉛筆を10万本ずつ用意。伊丹は「マイ鉛筆」の持参も呼び掛ける。

 また、伊丹は密を避け、従来約130人を動員する開票事務に約半分の60人台で臨む。複数の作業を兼務して効率化し、それでも確定までの所要時間を前回並みに収める予定だ。

 4日の赤穂市議選(定数18)は開票の人員を1割減らしたところ、確定が前回より30分遅れた。候補者は過去最少の20人だったが、「開票時にフェースシールドや手袋を装着したため作業がしづらく、もたついた」(同市選管)という。

 伊丹市選管の担当者は「人員を減らしても遅れやミスは許されない。感染対策とスムーズな開票を両立させる」と気を引き締める。

立候補者動画と経歴はこちら

総合の最新
もっと見る

天気(4月11日)

  • 19℃
  • 8℃
  • 0%

  • 18℃
  • 2℃
  • 0%

  • 20℃
  • 7℃
  • 0%

  • 20℃
  • 5℃
  • 0%

お知らせ