高齢者ワクチン接種始まる 兵庫は神戸、伊丹で

2021/04/12 12:31

新型コロナウイルスワクチンの接種を受ける高齢者=12日午後0時3分、伊丹市中央4(撮影・秋山亮太)

 兵庫県でも12日午前から始まった高齢者への新型コロナワクチン接種。伊丹市では、高齢者施設の入所者らが順番に接種を受けた。 関連ニュース 発症予防の有効性95% ワクチン接種本格化、副反応や安全性は? 兵庫の開業医、半数以上がワクチンを疑問視 新型コロナ 廃棄予定の余ったワクチンを子に接種 看護師を処分

 当初は国から供給されるワクチン量が少なく、県内ではまず、神戸市と伊丹市にワクチン1箱(975回分)ずつが配分された。4月末までに全市町に1箱以上が配布されるという。
 伊丹市では同日から市内の高齢者施設2カ所の利用者と職員計370人に接種する予定。特別養護老人ホーム「オアシス千歳」(同市中央4)では、医師と看護師1人ずつが入所者の部屋を訪ね、問診を済ませてから上腕部に注射した。
 神戸市でも同日午前、高齢者施設2カ所にワクチンを配送。午後から入所者らに接種を始める。
 県内の65歳以上は約168万人。高砂市とたつの市では17日に施設や病院以外の一般高齢者への接種開始を予定する。多くの市町が5月の大型連休明け以降に接種を本格化させる見込み。(久保田麻衣子、高田康夫)
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