過去最多391人感染 自宅待機・療養は1400人超え 兵庫県内の新型コロナ

2021/04/13 17:16

国立感染症研究所で分離された新型コロナウイルスの電子顕微鏡写真像(同研究所提供)

 兵庫県は13日、新たに391人の新型コロナウイルス感染を確認し、1日当たりで過去最多になったと発表した。新規感染者は過去1週間(4月7~13日)の1日平均でも、最多を更新する297・3人になった。既に公表した感染者が重複していたとして2件を取り消したため、累計患者数は2万3288人になった。 関連ニュース 兵庫最大クラスターの精神科病院「202人感染、転院は難航わずか2人」 市役所本庁舎でクラスター、判然としない感染経路 市民ら「怖くて行けない」 10万人当たりの感染者急増、兵庫最多は明石市60人 神戸市が58人で続く

 また県は、県管轄の保健所に届け出があり、入院中だった70代男性が死亡したと発表。累計死者数は608人になった。
 13日午前0時現在の入院患者は614人(うち重症82人)で、病床使用率は73・1%(重症用70・6%)。病院や宿泊療養施設への入院・入所を調整している自宅待機者は876人、無症状などで自宅療養しているのは532人で、コロナ感染後も自宅などで過ごす人が計1400人を超えた。
 13日公表の新規感染者は発表自治体別で、神戸市=193人▽姫路市=21人▽尼崎市=58人▽西宮市=39人▽明石市=29人▽県所管分=51人。
 県所管分は10歳未満~80代の男女で、新たなクラスター(感染者集団)の発生や、既存のクラスターの人数増などはなかった。(藤井伸哉)

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