尼崎は３人死亡、５７人感染　市立中とデイサービスでクラスター発生

　兵庫県尼崎市は１４日、同市内に住む１０～９０代の男女５７人が新たに新型コロナウイルスに感染したと発表した。市立南武庫之荘中学校と市内のデイサービス事業所の２カ所でクラスター（感染者集団）が発生。また、入院中の３人が１３日に死亡し、死者の累計は７９人となった。 関連ニュース 【写真】「うちわ会食」のうちわ配布見合わせ 兵庫県で過去最多５０７人感染、初の５００人超え 西宮も過去最多、新型コロナ５９人感染　保健所「調査が追い付かない」　１４日

　同校では既に教職員４人の陽性が判明していたが、追加のＰＣＲ検査で教職員３人の陽性が１３日夜に確定し、感染者は計７人となった。同校は休校している。　市内のデイサービス事業所では、入所する９０代女性２人と職員３人の陽性が分かった。施設名は非公表としている。
　亡くなったのは７０代女性、８０代女性、８０代男性の３人。いずれも３月下旬から市内外の病院に入院していた。
　このほか、尼崎市は市役所本庁舎の健康福祉局に勤務する職員１人の感染を発表。大阪府が陽性者として公表済みの４０代女性が尼崎市在住であることも公表した。