「この制服に恥じぬよう精進したい」宝塚音楽学校で第109期生の入学式

2021/04/16 12:00

答辞を述べる新入生総代の南平友里愛さん=宝塚市武庫川町(宝塚音楽学校提供)

 タカラジェンヌを育てる宝塚音楽学校(兵庫県宝塚市武庫川町)で16日午前、第109期生の入学式が開かれた。新型コロナウイルス感染予防のためマスクを着用した新入生が、舞台人への第一歩を踏み出した。 関連ニュース 未来のタカラジェンヌ“暗黙の作法” 過度な負担、世間の流れにそぐわない…で見直し中 ホテル支配人は元タカラジェンヌ 「男役から依頼あります」タカラジェンヌも通う下着の名店

 第109期生は兵庫県出身の3人を含む40人。昨年の入学式はコロナ禍で1カ月半延期されたが、今年は出席者を減らし、校歌などは事前に収録した音源を流して行った。
 中西達也校長は式辞で「例年とは異なり苦労することもあるだろうが、一生懸命努力し、2年後には大いに活躍されることを期待している」と述べ、宝塚歌劇団専科の京三紗さんが激励の言葉を述べた。
 取材も制限され、代わりに書面でコメントが公表された。新入生の濱谷咲希さん=川西市出身=は「このような状況の中、入学式ができて幸せな気持ちでいっぱいです」。新入生総代の南平友里愛さん=静岡市出身=は「このすてきな制服に恥じぬよう、感謝の気持ちを忘れずに精進したい」と抱負を寄せた。(中川 恵)

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