神戸・三宮の新ランドマーク「神戸三宮阪急ビル」公開
2021/04/21 11:55
26日に開業する「神戸三宮阪急ビル」=21日午前、神戸市中央区加納町4(撮影・吉田敦史)
26日に開業する「神戸三宮阪急ビル」(神戸市中央区)の内部が21日、報道陣に公開された。阪急神戸三宮駅に直結し、飲食店などが入る商業エリアや、ホテル、オフィスで構成。三宮の新たなランドマークとして親しまれそうだ。
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1995年の阪神・淡路大震災で被災した旧駅ビル「神戸阪急ビル東館」は解体後、暫定ビルで営業。2017年から新ビルへの建て替え工事が進んでいた。
新ビルは地上29階、地下3階建て、高さ約120メートル。旧ビルの意匠を継承し、低層部にアーチ状の窓を複数設けた。コンコース部分は吹き抜けを大きくし、開放感を演出した。
内部は、商業、ホテル、オフィスの3エリアに分かれる。商業エリアの「EKIZO(エキゾ)神戸三宮」(3階~地下2階と29階)には飲食店やスーパーなど計37店舗が入る。この日は、電飾などで店構えを整える店も見られた。
宿泊特化型ホテル「レムプラス神戸三宮」(17~28階)はダブルルームが中心。落ち着いた色調で上質感のある客室が目を引いた。
オフィスエリア(4~15階)にも、数々の企業が入居。15階には神戸市が産官学の知的交流拠点として「ANCHOR KOBE(アンカー神戸)」を開設し、神戸新聞社と有限責任監査法人トーマツが運営を担う。(大盛周平)