豊岡市長選 新人関貫氏が当選
2021/04/25 23:32
関貫久仁郎氏
任期満了に伴う兵庫県豊岡市長選は25日投開票され、無所属新人の元市議会議長の関貫久仁郎氏(64)が、無所属現職の中貝宗治氏(66)=自民、公明推薦=を破って初当選した。投票率は62・14%で、前々回(前回は無投票)を14・3ポイント上回った。
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関貫氏は現市政が進める「演劇のまち」づくりを「市民の感情と合っていない」と否定。0~3歳児の子ども医療費無料化など子育て支援を主張した。4期16年の実績をもつ中貝氏は、「演劇のまち」づくりが、人口減少対策や若者に選ばれるまちづくりなどに必要と訴えたが、理念を伝えきれなかった。(石川 翠)